みなさま、こんにちは。
ソロをWELL(元気)にするパーソナルヘルパー「ソロウェる」です。
さて今回は、介護に関する本の紹介です。
これは、「介護と看取りの教本」ともいうべきすばらしい本で、介護士研修で取り上げてほしいくなるような一冊でした。
現在介護で苦労されている方、特に介護に行き詰ってしまった方へおススメです。
舞台は江戸時代。70~80歳、100歳を超える長生きの方もいて、介護の問題に苦労していたという。
現在でいう介護士を「介抱人」と呼び、その道のプロであるお咲を中心に、介護の問題と真っ向から向き合っていく物語。
当事者、介護者、家族、街の人などそれぞれの立場の心の本音がとても繊細に言語化されていて、驚きもあり、心に響くこともあり、一気に読了しました。
「ぽっくりもゆっくりも大往生」にも共感しました。
病気や事故でぽっくりがいいと言われねいるけれも、ゆっくり衰える老衰も立派な大往生ですと。
私が高齢者施設で働いているとき、家族でもない他人として、むなしく、切なくなるような思いを何度も経験したのですが、それらを浄化させてくれたように感じます。
介護から看取りの心構えやノウハウがぎっしりと書かれていて、何度も読み直したくなる内容でした。