※2022年11月23日から11月末までの様子です。

前回は、術後の外来のお話しでした。


今回は、術後の経過についてお話しします。実は、思った以上に体が動いたんです。適度な運動をしながら、しっかりと休息をとり、仕事復帰に向けて心と体の準備を整えていました。その詳細をぜひご覧ください。

休むことを最優先に、仕事の準備も忘れずに

休むときはしっかり休む。

術後、不安だったリンパ浮腫や背中と腰の痛みが改善しました。入院中は毎日2~3千歩しか歩けませんでしたが、退院後は6~8千歩を目標に毎朝散歩をするようにしました。これが体調の回復に役立ったのかもしれません。

この休みの期間中に、仕事の準備も始めました。チラシを作成したり、予算を組んだり、ブログの記事を更新したり、部屋を片付けたりと、やりたかったことを次々と片付けました。

がんと診断されて驚きから「ビックリ退職」する人が多いと聞きますが、私もその一人です。自営業なので厳密には退職ではありませんが、「仕事ができない」とお願いして仕事を中止してもらいました。

しかし、実際に手術を受けてみると意外と動けることがわかりました。食生活もリセットされて体が軽くなり、不正出血や頻尿も治って体調は良好です。

これから手術を受ける方へ

会社の形態にもよりますが、退職ではなく休職を選び、復帰もいきなりフルタイムではなく週3日などから始めると負担が少ないと思います。

休みの期限

11月いっぱいは休むと決めていました。思った以上に体が動くことに驚きましたが、休むと決めていたので、気持ちが楽でした。

お腹を30cm切ったので傷口の痛みはありますが、それほど引っ張られる感じはありませんでした。2024年6月の今と比べては、当時の方が動けていたと感じます。

ネットではしんどい情報が多かったので、肩透かしを食らったような気分がしていました。

体力の重要性

がんになってからは、体力が重要だと感じています。元気なときに食事と運動を心がけ、筋肉を蓄えることが治療や回復に大きく影響すると考えています。

体力が戻ったら、いよいよ抗がん剤治療が始まります。私の抗がん剤治療は、ガイドラインで推奨されている王道の治療方法です。

まとめ

今回は、退院後の経過についてお話ししました。焦らず、適度な運動と休息を心がけ、落ち着いて過ごしていたことを振り返ります。

これから手術を受ける方や、先に抗がん剤治療を受ける方も多くの不安があるでしょう。しかし、焦らず一歩一歩進んでいくことが大切です。

心配なことがあれば、必ず主治医に相談してください。主治医とのコミュニケーションが難しい場合は、伝えたいことを簡潔にまとめた「手紙作戦」や、「がん相談支援センター」を利用して、納得のいく治療を選択しましょう。

この頃、身近な人からのアドバイスに迷うこともあるかもしれませんが、エビデンスのない情報に惑わされることなく、主治医と相談して決断してください。「簡単・無痛・高額」の裏には、命との取引が隠れている可能性があります。一つ一つの選択が、あなたの未来を作ります。

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