今日はどうしても伝えたい二冊の本と、一つの映画のお話しです。
毎週火曜日20時からYouTubeでライブ配信されている『勝タイム!全員集合』さん。雑談会の回と、ゲストを迎えての回があり、以前、私も僭越ながらゲストとして出演させていただいたことがあります。
そして、2025年4月8日のライブ配信。
いつものように始まったその日――しかし、その時間は、「夢あふれる18歳に起きた命の授業」でした。
心の準備をしていないまま聴いたのですが、坂野貴宏さんという方が語るお話に、私はあっという間に引き込まれてしまいました。
その日紹介されたのが、脳腫瘍と闘いながらも自分らしく生き抜いた春香さんの実話をもとにした一冊、『春の香り』です。この本は春香さんのご両親が春香さんの想いを形にして出版されたそうです。そのお父様が、この画面越しにいらっしゃる坂野さん。
まだYouTubeを観ていたない方はぜひ配信をチェックしてくださいね。私も早速心を動かされて、Amazon で購入、一気に聞いてしまいました。
この本は、脳腫瘍と闘いながらも、自分らしく生き抜いた春香さんと、ご家族の姿を綴ったノンフィクション『春の香り』です。11歳でがんを発症し、再発、再々発と向き合いながらも夢をあきらめず、絵を描き続けた春香さん。やがて、18歳という若さで旅立ちますが、その生きざまや春香さんの言葉、そして、支えるご家族の愛の物語は、読む人一人ひとりに、何かしらの強いメッセージを刻むことでしょう。
映画化という希望──『春の香り』がスクリーンへ
そして、この本は映画化もされています。
映画『春の香り』は、春香さんとご家族の軌跡を丁寧に映し出した作品です。現在、公式チャンネルでメイキング映像も公開されており、映画への情熱が伝わってきます。
📽️ 映画『春の香り』公式サイト
👉 https://harunokaori-movie.com/
📺 メイキング映像
👉 https://youtube.com/playlist?list=PLlOjkU307jiz6hoQoUgWk_H1DnydDGGEn
🎬 本予告編(90秒)
👉 https://youtu.be/DOAjXRuuqiA
本を読んだ今、私も映画を観る日を楽しみにしています。感想はまた追記予定です。
がんになった、だからどうするわたしたち。

もしあなたが「がん」に関する本や、実話に基づく映画化作品を探しているなら、『春の香り』を心からおすすめします。この本には、生きる力、家族の愛、そして一人の少女が遺してくれた“未来への種”が詰まっています。
私自身、卵巣がんという病を経験した患者のひとりです。そんな私にとって『春の香り』は、ただの闘病記ではなく、生きる意味や命の尊さを改めて教えてくれる本でした。
てんかんの副作用、心の揺れ、痛みとの向き合い方…。読んでいて心が締めつけられる場面も多く、時にページをめくるのが怖くなることもありました。それでも、「人の役に立ちたい」という春香さんの強い願いに背中を押され、最後まで読み切りました。
📚 書籍情報
春の香り 脳腫瘍と闘い、十八歳で逝ってしまった最愛の娘へ
著者:坂野 和歌子さん、坂野 貴宏さん
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📕 春香さんの絵本『×くん(バツくん)』
著者:坂野春香さん
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こちらも購入しました。
春香さんの言葉が、私の心にも残りました
「人の役に立ちたい」
「不幸とは幸せだと気づかないこと、敗北を認め大いに楽しむこと、どんなところにも美しいものはある、それこそが運命、私が人生において大切にしている言葉です。」
延命治療はしない。人工呼吸器も心臓マッサージもしない。そんな彼女の言葉の一つひとつが、私の胸にも深く刻まれました。
この記事を通して、あなたが春香さんの物語と出会うきっかけになれば嬉しいです。
そしてこの言葉が、がんと向き合う誰かの支えになりますように。