治療方針について、私は、とても悩みました。
がんと診断されてすぐの時は、「積極的な治療は望まない」と思っていました。しかし、標準治療について学び、その治療を受けた結果、延命に成功し、今の私があります。結論として、その選択は大成功でした。もしあのとき標準治療を選ばなかったら、「人生とは何か」という本質に触れることができなかったと思います。
ただ、治療を受けたからといって、身体が完全に元に戻るわけではありませんでした。(個人の感想です)
これらの経験を踏まえ、今後の治療についても慎重に決めていきたいと思っています。
現在、さまざまな問題に直面し、悩んでいる方も多いと思いますが、私の考える正解は「自分で決めること」です。自分で決めたことなら後悔せず、その結果にも納得できるはずだと考えるからです。そして、その気持ちは、また変わってもいいのです。
今日、「冷蔵庫作戦」という話を聞きました。救急隊が入室しても緊急連絡先がわからないことが多いので、大切なことを冷蔵庫に貼っておくといい、という戦法です。
私も早速、緊急連絡先と終末期医療に関する意思表示を冷蔵庫に貼りました。あくまで、今の意思ということで、また変更するかもしれませんけどね。
おひとりさまのあなたも、もし気になることがありましたら、準備を始めてみてはいかがでしょうか。「7つの習慣」”終わりを思い描くことから始める”のごとく、しっかりと、最期を見据えることで、今に集中できると感じています。
ちょっと暗い話になってしまったので、最後に、今でもお元気で希望となる卵巣がんサバイバーさんのリンクを貼っておきます。諦めず、腐らず、でも、無理をせずに参りましょうぞ。