さて、手術を終えて体力も復活。12月末、はじめての抗がん剤がはじまります。
ここで、抗がん剤利用へ向けて、ちょっと予習をしておきましょう。
抗がん剤は化学療法?
抗がん剤は、化学療法の一部です。化学療法(chemotherapy)は、広義には化学薬品を使って病気を治療する方法全般を指すそうですが、特にがん治療においては「抗がん剤を用いた治療」という意味で使われることが多いそうです。
広義の化学療法
化学療法は、化学薬品を使って病気を治療するすべての方法を含みます。このため、抗生物質を使った感染症の治療や、免疫抑制剤を使った自己免疫疾患の治療も化学療法に含まれるそうです。
狭義の化学療法(抗がん剤治療)
通常「化学療法」と言うときは、がんの治療を指すことが多く、これは抗がん剤を用いた治療を意味するそうです。
ケモの例文
chemotherapyケモセラピーを、「ケモ」と略し使われています。はじめは、意味がわかりませんでしたが、「抗がん剤治療をする」という略語として使われているようです。
例:
・明日は、ケモ日だ。
・ラスケモ、行ってきます!
TC療法(ティーシーりょうほう)
卵巣がんのガイドラインの治療法に、TC療法があります。
私もTC療法の治療を受けました。
卵巣がんのTC療法
TC療法とは、抗がん剤の種類で、パ ク リ タ キ セ ル とカ ル ボ プ ラ チ ンを併用する治療法です。
がしかし! 私はここで勘違いをしました。
乳がんのTC療法
乳がんでもTC療法の治療法があり、ドセタキセルとシクロホスファミドだそうです。
同じTC療法でも、薬剤が違ったのですね。
1クールとは
治療日と休薬日をセットにして1クールと呼ぶようです。私のTC療法は、3週間に一度の点滴でしたので、3週間で1クールでした。一般的な治療コースは4〜6サイクルとされていますが、私は、転移したがんに効果がみられ、縮小が続いていたので、最終的には、予定の6クールの倍となり、12クール行いました。
抗がん剤が怖い方へ
これから抗がん剤治療が始まる方は、とても不安な日々を過ごされているかもしれません。怖いですよね。結論から言いますと、副作用は人それぞれですが、大切なことは痛みやくるしさなど、ガマンせずに主治医へ伝えることが大切です。がまんしないで、伝えてくださいね。
以上今回は、抗がん剤治療に関する予習をしました。次回は、いよいよ、抗がん剤治療のための入院の様子をご紹介したいと思います。