
がんについて学び、誰かの力になりたいと願う私にとって、ひとつの節目となる「認定証」と「バッジ」が届きました。
これは「がんナビ」こと、日本癌治療学会認定がん医療ネットワークナビゲーターとしての証です。がんと向き合う方々の不安を少しでも軽くし、必要な情報や支援につなげる手助けをするために、この学びの道を選びました。
動画で知りたい方は、こちら↓↓
「がんナビ」ってなに?
▶ がんナビ制度について(日本癌治療学会)
https://www.jsco.or.jp/certifiednavi/
「がんナビ」とは、日本癌治療学会が認定している「がん医療ネットワークナビゲーター」のこと。がんについての正しい知識を持ち、患者さんやご家族の不安に寄り添いながら、病院や相談支援センターへつなぐ役割を担います。
この制度は2013年にスタートし、今も多くの人がナビゲーターやシニアナビゲーターを目指して学んでいます。
とくにがん相談支援センターなどで働く方、地域でがんと関わる活動をされている方、そして私のように患者としての経験を活かしたいと思っている方にも広く開かれた学びの場です。
e-ラーニングで、自分のペースで学べます
講座は、全部で49項目(※2025年8月現在)。
インターネット上で好きな時間に動画を視聴でき、それぞれに「理解度テスト」がついています。合格ラインは80%ですが、何度でも挑戦できるのが安心。
私は、2024年10月から2025年4月まで、ゆっくりと自分のペースで学び、全講座を修了しました。受講後は、認定証を申請し、バッジも届きました。(2025年4月申請、7月認定証とバッチが届く)
この講座は、がん治療医・押川勝太郎先生のチャンネルで知りました。
▶ 押川先生のYouTube「がん防災チャンネル」
https://www.youtube.com/@ganbousai
シニアナビゲーターを目指して
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出典:日本癌治療学会
さらにもう一歩、私は現在「シニアナビゲーター」を目指しています。
こちらはより実践的な学びが必要で、コミュニケーションスキルセミナーの修了や、医療機関での現地見学も含まれます。
現在、コミュニケーションスキルセミナーを終え、必要な健康診断書や抗体検査(施設により)を済ませ、見学申し込みをしたところです。

参考までに、私が受けた抗体検査は4種(自費9,000円)。この検査後に帯状疱疹になったので、結果が変わっている可能性があるとのことでした。
がん経験を「知識と支援」に変えたい方へ
私は今、がん患者会を主宰しています。
活動を続ける中で、「このままでいいのかな…」という迷いもありました。
でも、がんナビの学びに出会って、患者の立場からでもできることがたくさんあることを知りました。
誰かの話をそっと聞いたり、正確な情報を届けたり、地域の医療資源をつなげたり。
そうした支援は、専門職でなくても、丁寧に学ぶことで可能になります。
最後に

がんは、誰にとっても身近な病気なのに、突然やってきて知らないことの連続でした。
でも、少し知っている人がそばにいるだけで、気持ちが変わることもあります。
私はこれからも、地域の情報を集めたり、仲間を見つけたりしながら、前向きに歩んでいきます。
一緒に学びたい方、仲間になってくださる方も募集中です。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお声かけくださいね。