noteをご覧の皆様には、私の最新の状況をリアルタイムでお知らせしていますが、このブログだけを読んでいる方にとっては、「何が起こっているの?」という疑問があるかもしれませんね。


昨秋から足の痛みに悩まされて、原因が分からずに苦しんでいました。痛みがひどくなると、普段ポジティブな私でも気持ちが落ち込んでしまいます。思考も暗くなりますし、痛みの管理の重要性を痛感するようになりました。そこで、これまでの経験から痛みとの向き合い方についてまとめてみたいと思います。

※骨盤内傍大動脈リンパ節郭清をしています。

痛みの経緯原因究明

2023年9月:TC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)に分子標的薬(ベバシズマブ)を追加して治療をスタート。

2023年10月:ヒザや足首、特に足の裏やかかとが痛み始める。主治医から、「ベバシズマブの副作用かもしれない」との指摘がある。

2023年11月:痛みが増す。主治医からは、「ロキソニンは1日3回まで大丈夫」との指示を受ける。CT結果は良好で、TC療法が終了する。

2023年11月:ロキソニンの服用を始めるが、痛みが増して足を引きずるようになる。リンパ浮腫外来を紹介される。

2024年1月:リンパ浮腫外来を受診し、リンパ浮腫と診断される。手術は7月に予定される。

2024年2月:痛み止めがロキソニンからトラムセットに変更され、より強くなる。

2024年3月:ベバシズマブ治療日に点滴投与が中止され、副作用がグレード3と評価される。リウマチ科を受診し、レントゲンと超音波検査が行われる。

2024年4月:リウマチ科の検査結果に異常は見られない。


痛みの原因は、抗がん剤や分子標的薬、リンパ浮腫、そして老化など、さまざまな可能性がありました。最初は何が原因なのかわからず戸惑っていましたが、痛みの状況を主治医に伝えたところ、的確に各専門医へつないでいただきました。その結果、いくつかの可能性を排除することができました。まず、リウマチではないことが確認されました。そして、ベバシズマブが原因ではないこともわかりました(症状が改善されなかったため)。

痛みの改善方法

痛みの改善のために、さまざまな方法を試しています。

①記録

痛みの状況を細かくメモに記録するようにしています。記録がすべてではないですが、痛い時と痛くない時の関係性を探しています。また、それをもとに簡潔で分かりやすくまとめて、主治医へ伝えるように努めています。

②筋トレ

筋トレと言ってもハードなモノでなく、世界一楽にできる筋トレがはまったので、シェアします。特に肩甲骨が楽になったのと、簡単なのと楽しいので毎日続けられています。

ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】

③シンプルリンパドレナージ

私はリンパ浮腫と診断されたため、シンプルリンパドレナージを始めました。これは、リンパ浮腫の患者が行う動作なので予防ではないそうです。行う際には必ず主治医に相談してくださいね。

④卵巣がん体験者の会スマイリーさんへ相談

同じがん種の経験者に相談したいと思い、先日のイベントで感動したスマイリーの片木さんへ相談させていただきました。質問に対して、こちらの意図を汲んでくださり的確かつ、親切で、何よりあたたかなご回答をいただきまして、感動しました。

参考ページ

・スマイリーさん「卵巣がんに関するご相談

参考までに、女性特有の患者会のコミュニティは、「ピアリング(婦人科がん)」さんや「ピアリングブルー(消化器がん)」さんは、おススメです。

⑤足の体操


自分の痛みに関してネットで検索すると、「足底筋膜炎(そくていけんまくえん)」というキーワードがヒットします。また、外反母趾のような症状もあります。主治医に相談したところ、リンパ浮腫外来への紹介がありましたが、それでも痛みは続いています。そのため、再びネットで情報を調べると同じことにたどり着きます。(あとは、モートン病とか)

そこで、とりあえず近所の評判の良いお店を検索してみたところ、動画でストレッチ方法が紹介されていました。試してみたところ、とても効果があり、それ以降続けています。こちらの店舗には、理学療法士さんが3名いて、靴も販売しているので、近いうちには適切な靴を買いに行きたいと思います。

⑥痛み止めを服用する

「痛み止めを飲みたくない」と以前は考えていましたが、今は考えが180度変わりました。それは、痛み止めの安全性を知ったからです。そして、痛みを我慢するよりも痛みのない状態の方が自分にとって良いことを実感しました。

さらに、痛みが出る前に予防的に痛み止めを飲む方が調子が良いことに気づきました。最初は1日1錠から始めましたが、現在はトラムセットを4錠飲むようになりました。朝、昼、夕、就寝前の服用です。といいながらも、朝や昼の時間が遅くなったり、飲み忘れたりすることがあり、1日2~3錠程度になっています。

薬を飲み忘れても痛みがない日があるので、その理由を見つけて、痛みの管理をより良くしていければと思っています。

⑦弾性ストッキング

2024年の3月に医師指定の弾性ストッキングが届きました。これが、スゴイ! 特に膝上のモモの痛みが減るように感じています。「寝る時は必ず着用してください」と言われましたが、今では日中もかかせません。

 

⑧包帯やサポーター

お見苦しくてすみません。こちらは、多層包帯法をYouTubeを参考に巻いてみました。痛いのがどこなのかわからなくなる時があるのですが、こうすると、中指が痛い、かかとが痛い、小指と親指の付け根の骨が痛い、など絞り込むことができたのも良かったです。

⑨よく休む


痛み止めを服用すると、すぐに眠気がやってきます。仕事以外では予定を詰め込まず、十分に休むようにしています。少しでも休憩できる時間があると、痛みが和らぐような気がします。ただし、寝すぎも疲れてしまうので、毎日8000歩を目標に歩くことや、痛くてもできるストレッチや筋トレを行うようにしています。

⑩楽しむ

あとは、楽しむことですね! 痛みが日常になってくると、その痛みにも慣れてしまいます。痛みのレベルを0から10で表すと、4や5程度ならラッキーと感じます。そんな時は、積極的に仕事をしたり、買い物に出かけたり、勉強をしたり、ブログを更新したり、読書を楽しんだり、Duolingoしたり、散歩に出かけたり、美味しいものを食べたり、ゲームをしたり、ドラマや映画、YouTubeを楽しんだりと、自分の好きなことに時間を費やすようにしています。

その際、できるだけSNSはシャットアウトするように心がけています。自分がしんどいときにキラキラなSNSを見るのは、かえって心に負担がかかるため、意識的に避けています。自分のペースで時間を使うことで、ストレスを感じずに充実した時間を過ごせると感じています。今しかできないことをマイペースに楽しむようにしています。がんのことばかり考えていても治るわけじゃないのでね。

まとめ

「諦めずに、もがきましょう!」

今回の改善方法は私の個人的なアプローチですので、他の方にとっては参考にならない可能性もあります。ただ、伝えたいのは、試行錯誤を続けることで、痛みが軽減されたり、新たな解決策が見つかったり、痛みの原因が明らかになったりすることがあるということです。自分なりの努力で、何もしないよりかは前進できる可能性を感じています。

そんなことを一人だと心が折れそうになりますが、同じように苦しんでいる誰かがいると思うと、力をもらえますよね。 私も一人では続けられないと感じているので、一緒に頑張りましょう。もし、新しいアプローチがあれば、ぜひ教えてくださいね。

今回は、私の現在の状況と改善策をリアルタイムで共有しました。いろいろ試しているおかげで、最近は本当に調子が良くなりました。痛み指数が2~3の日もありますしね。お互い善い方向へ進みますように~♪