こんにちは、調剤薬局勤務の登録販売者コニーです。

少しご無沙汰してしまいましたが、いよいよ冬将軍がやってきましたね。冷たい北風が吹くこの季節、肌の乾燥が気になる方も多いのではないでしょうか?

今回は、お子様からご高齢の方まで幅広い年代に役立つ「保湿」についてお話しします。ぜひ冬のスキンケアの参考にしてくださいね。

なぜ乾燥肌になるの?

肌の乾燥にはホルモンバランスが関係しています。ホルモン量が低下すると皮脂の分泌が減少し、乾燥肌になりやすくなります。

特に高齢になると、1年を通して保湿剤を使用することが増えます。夏場はローション系が多い一方で、秋冬は油性クリームの需要が高まります。乾燥を放っておくと湿疹やかゆみを引き起こし、ステロイド外用剤や内服薬が必要になることも。さらに感染症を併発する場合もあるので注意が必要です。

一方、赤ちゃんの肌といえば「ぷるぷる」のイメージがありますが、実は非常に薄く、夏でも乾燥しやすいのです。乾燥を悪化させないためには、日々のスキンケアが欠かせません。

スキンケアの基本

1. 清潔を保つ

高齢になると、入浴が面倒になりがちです。寒い冬場は特に、「汗をかいていないから」「一日中家にいたから汚れていない」と、入浴を避ける理由を探してしまいがちですよね。しかし、肌の清潔を保つことは非常に大切です。

たとえ家の中にいても、油分やほこり、布団でかいた汗が肌に付着します。そのままにすると乾燥が進み、傷や感染症の原因になることも。入浴が難しい場合は、温かいタオルで肌を拭くなど、清潔を意識してみてください。

2. 保湿する

保湿剤にはさまざまな種類があります。以下に、用途別の使い分けをご紹介します。

ローション

  軽度の乾燥や頭皮などに適しています。ベタつかず広範囲に使いやすいですが、肌用は主に夏向けです。

乳液

  ローションでは保湿が足りない場合に使用します。腕や足など広範囲に使いやすく、夏場のエアコンによる乾燥対策にも適しています。さっぱりタイプやしっとりタイプ、プラス成分入りのものなど、さまざまな種類があります。

クリーム

乳液より長時間の保湿が可能な商品が多いです。オイル成分はうるおいを閉じ込める力があり、水溶性保湿成分は肌に潤いを届ける力があります。乾燥が気になる部分におすすめです。かかとのひび割れには尿素20%入りクリームが効果的ですが、痛みがある場合は使用前に薬剤師に相談してください。

軟膏

  ワセリンなどがこれに該当します。保湿力が高い反面、こまめな塗り直しが必要です。ステロイド入りの商品もあるため、必要に応じて選びましょう。

塗る順番とポイント

保湿剤を使う際は、以下の順番で塗るのが基本です。

1. ローション
2. 乳液
3. クリーム
4. 軟膏
5. 薬(痒み止めや治療薬)

薬を最後に塗る理由は、不要な部分に薬剤を伸ばさないことです。広範囲の保湿後に重ねることで、薬が薄まるのを防ぎます。

また、保湿剤の適量は使用感で判断しましょう。ティッシュが肌にくっつくくらいが理想です。慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、しっかりと塗ることを心がけてください。

冬を健やかな肌で過ごすために

乾燥対策は、早めのスキンケアが鍵です。適切な保湿を心がけて、つやつやの健康な肌で冬を乗り越えましょう!

コニーでした。またお会いしましょう!

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