高尾山ハイキングイベント『ゆる2トレfor/at高尾山』

スタッフさんが手にした「ゆる²トレ」ノボリ。高尾山のあちこちではためいてた

5月17日金曜日、一般社団法人がんと働く応援団さんが主催するゆる²トレプロジェクト」の一環として行われた「ハイキングイベント『ゆる2トレfor/at高尾山』」へ参加させていただきました。

今回の企画の発案者であり、当日引っ張ってくださったがん専門運動指導士さんをはじめ運営のみなさま、医師(腫瘍内科医・整形外科医)、看護師、がんサバイバー、サポートメンバーのみなさまと共に、総勢50名で高尾山を満喫しました。

このイベントはがんサバイバーのために企画されたもので、登山に備えて数カ月前からオンラインで取り組める軽い運動プログラムも実施してきました。

「卵巣がんざいちゃんチャンネル」さんでイベントの動画が公開されました。ぜひ、こちらからどうぞ! 動画では、当BLOGのリンクを貼ってくださっていて感動です(感涙) ざいちゃん、ありがとうございますー!

高尾山とは

世界一の登山者数を誇る高尾山

高尾山は東京都八王子市に位置し、2007年にミシュランガイドで三ツ星を獲得した名峰です。年間300万人もの登山者が訪れ、世界一の登山者数を誇ります。都心からのアクセスも良好で、ロープウェイやケーブルカーで山頂付近まで行けるのが特徴です。

また、緊急車両が入れる道があり、初心者から上級者まで楽しめる複数の登山道が整備されています。さらに、茶屋やお土産店も充実しており、圧巻の景観が楽しめるなど、その魅力は尽きることなく、多くの登山客でにぎわっているようです。

初めての高尾山

バイク駐車場のある高尾山自動車祈祷殿

この日は、最高のバイク日和であり、登山日和でもありました。普段は仕事の移動にバイクを使っていますが、この日は久しぶりにプライベートでツーリングを楽しみました。

高尾山自動車祈祷殿の向かい側


駐車場は事前に調べた「高尾山自動車祈祷殿」に停める予定でしたが、かわいい看板が目に入り、進行方向の左側にあったので、つい引き寄せられてそちらに停めました。料金は同じく500円でした。

車の駐車場を横目に登った先、藤棚の下がバイク専用スペース

3~4台停められる駐車スペースは貸し切り状態でした。自宅からここまで1時間30分。近いとは知っていましたが、予想以上にあっという間に着いて驚きました。

集合

京王「高尾山駅」

バイクを停めて、いよいよ目的地へ向かいます。集合場所は京王線「高尾山駅」で、徒歩約5分と便利な場所にありました。

ゆる2トレタオルノベルティ

参加者に配られたタオルを首で結び、開会式が行われるというケーブルカーの高尾登山電鉄「清滝駅」へ向かいます。

youtubeチャンネル「卵巣がん ざいちゃん」でサバイバーライフを笑顔で発信中のざいちゃん。今イベントの運営スタッフでもある

そこで、卵巣がんのサバイバーであるざいちゃんを発見!恐る恐る近寄ると、ざいちゃんが私を覚えていてくれて、ハグしてくれました。とてもうれしかったですー!

参加者は体調に合わせてグループに分かれ、速く歩くチームからゆっくりと頂上を目指すチームまで、自分に合ったグループに参加できました。私はのんびりチームに参加しました。

グループに分かれて自己紹介をした後、各グループごとに出発しました。その後は、スタッフや参加者の皆さんとおしゃべりしながら移動しました。なんと、ざいちゃんとは奇跡的に同じグループでした!

ケーブルカー

昔ながらの改札ハサミで切符に切り込みが入りました

ビビットイエローカラーが目立つケーブルカー

135人乗りのケーブルカーに乗って、一気に山頂へワープしました。

観光しながらゆるゆると

ケーブルカー「高尾山駅」

高尾山銘菓「天狗焼」

高尾山銘菓「天狗焼」

高尾山銘菓「天狗焼」

こちらは、有名だという「天狗焼」です。「黒豆あんこ」がぎっしり詰まっていて、その甘さと風味が絶妙でした。というか、天狗のお顔が愛おしい!

高尾山は、その豊かな自然環境と充実した登山コースが有名なようです。

高尾山薬王院御朱印

登山道の途中には、薬王院や展望台など、見どころがたくさんあり、まるでアミューズメントパークのようでした。

中でも印象的だったのは、道中の新緑のみずみずしい美しさです。

同イベントへの参加は、2022年9月にがんと診断されてから、一番の挑戦でした。よくぞここまで元気になれたと感動し、感謝の気持ちがあふれてきました。

話しながらがちょうどいい

急な階段も一人では心配でしたが、みんなと一緒だったので安心して登ることができました。体力が落ちているので、「ゼーゼー」とフェンスにもたれかかって肩で息をしていると、膝に手を当てて同じく「ゼーゼー」と息をしている方もいて、「一人じゃない。ゼーゼー、仲間発見」とうれしくなりました(笑)

余談ですが、「ヘルプカード」(各自治体で入手可能)をつけている方も多くいて、私も安心しました。以前は、どこかで罪悪感があるのかな、と思っていました。「他にもっと大変な方がいるのに、わざとらしくないかな」とか。でも、人と比較することは必要ないんですよね。

さらに、私のヘルプカードが紙でボロボロだと話すと、都内在住の方がストックがあるからと、その場でカバンから取り出してピカピカのヘルプカードをプレゼントしてくださいました。う、う、ありがとうございました。初対面なのに、ご親切にしていただき、感動です。

また、私が電車の中で、「ヘルプカードをつけていると、ヘルプカードをつけている方が席を譲ってくれることがある」と話すと、「そうそうー!」と盛り上がりました。ヘルプカードについての共通の経験を話せることがとても嬉しかったです。

話が脱線しましたが、そんな感じにペチャクチャとお話ししながら、休憩を取りながらゆっくり歩いていると、1時間くらい?で山頂に着きました。

山頂でランチ

イエーイ! 山頂到着ー! 遠くにうっすら浮かぶ富士山を拝み、みんなで広げて食べるランチは最高でした。

山頂から見えた遠くに浮かぶ富士山。見えますか?

また、車イスユーザーの方も参加されていましたが、頂上で再会した時は胸が熱くなりました。ご本人様も、一緒に登山されたみなさまも、高尾山も、スゴイ!! でも、これもスゴイ!ことじゃなくなる当たり前になる日がそう遠くないと信じています。

私の尊敬する海老原宏美さんを思い出しながら、どんなときも自分らしく、人生を楽しむ大切さを学びました。今後もどんな困難に出会ったとしても、このことを忘れずにいようと心に刻みました。

山頂を楽しんだあとは、行きとは違うルートで下山しました。

ふくおかあまおうとバニラのミックス

帰りもケーブルカーで、一気に「清滝駅」まで戻りました。

腫瘍内科医でユーチューバーの押川勝太郎先生

最後に、主催で本日のリーダーJINさんと先生方からメッセージをいただき、解散となりました。

まとめ

来年も参加できますように

感無量です。勇気を出して参加して本当に良かったです。参加させていただき、本当にありがとうございました。

「がん」と診断されてから、外出する気力がなくなり、お金もなく、治療と生活以外のことを考える余裕もありませんでした。社会と境界線が引かれたように感じました。実際には自分が距離を取っていたのかもしれません。死の影を感じたことで、本当に大切なものが見え、無駄な時間を過ごしたくないという思いが強くなりました。

がんと診断された時には、こんなに元気に過ごせるとは思いませんでした。今、しんどい思いをしている方も、正しい情報を得ながら、最善の選択を一緒に繰り返していきましょうね。

今回のゆる²トレプロジェクトのイベントを通じて、高尾山の魅力を存分に味わいながら、がんと共存している方々がたくさんいることを知り、心強く感じました。

次回のゆる²トレは、11月29日(金)に「ゆる²トレ ウォーク in 日比谷公園」が開催されるそうです。

興味のある方は、ぜひ今からチェックしてみてください! 

SNSの公開OKをいただきました、押川先生とざいちゃん、ありがとうございましたー!

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