先日、私は「令和7年度市民向け 成年後見制度がよくわかる講習会」を受講しました。
実は、私の母も独居生活をしており、今後についていろいろと考えることが必要だと感じました。日ごろ、実際に成年後見人の方々からのお仕事もお受けしているのですが、あいまいな知識しかありませんでした。
そこで、今回はしっかりと学びたいと思い参加させていただきましたが、これまでの点と点の知識がつながり「やっと腑に落ちた」という感覚を得るほど、非常にわかりやすい説明でした。
「成年後見人」は、多くの方にとって「まだ遠い他人事」かもしれません。しかし、人生100年時代、未来の安心を考えたとき、この制度の理解は「必須科目」だと強く感じました。
もしも、認知症などでご自身の判断能力が不十分になったときの「備え」
老後を自分らしく設計し、最後まで安心できる暮らしを築く。その実現のための選択肢の一つとして「後見制度」があります。
後見制度には、以下の2つがあります。
法定後見制度:判断能力が不十分になった後に、家庭裁判所が後見人を選任する制度。この場合、誰が後見人になるか、どのようなサポートを頼むかは基本的に選べません。
任意後見制度:ご自身がまだ判断能力のあるうちに、将来の支援者(任意後見人)と、具体的なサポート内容を契約しておく制度。
後見制度の利用で、その方の権利と財産が守られます。二つの制度の違いについては、専門家に相談してください。
困った時の相談窓口:まずは一歩を踏み出す勇気を
制度の仕組みについて、いざとなってからでは、ゆっくりと検討する時間がありません。早め早めに行動し、まずは専門の窓口に相談されることをおススメします。
地域ケアプラザでも、成年後見推進センターでも可能です。
【よこはま成年後見推進センター】
- 電話(相談専用):045-201-2088
- 利用時間:月~金曜日 午前9時~午後5時(祝日・年末年始を除く)
- 所在地:横浜市中区桜木町1-1 横浜市健康福祉総合センター9階
- 備考:相談無料。要事前予約(横浜市社会福祉協議会が運営。)
未来の安心は、待っているだけでは手に入りません。今、一歩を踏み出すことが、あなたの老後の暮らしが守られます。









