こんにちは、ソロウェるの矢島です。
在宅介護や自宅での看取りについて、考えたことはありますか?
今回は、著者がお父様を自宅で看取るまでの経験を綴った本『家で死ぬということ ひとり暮らしの親を看取るまで』石川 結貴 (著) をご紹介します。訪問介護の現場で働く私自身も、日々の仕事を振り返りながら読んだ一冊です。

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
『家で死ぬということ』に描かれた在宅介護の現実
この本には、自宅での介護や看取りの過程で起こる出来事が、家族と医療・介護の専門職とのやり取りを通して詳しく描かれています。
在宅介護は、決してきれいごとだけではありません。ご本人が介護や医療の支援を拒むこともあれば、介護認定の結果と実際に必要な支援との間にギャップが生じることもあります。
必要なサービスや支援の時間、家族の生活、ご本人の希望。それぞれを調整しながら介護を続けることは、簡単ではありません。
私自身、訪問介護の仕事を通して、こうした課題に直面することがあります。だからこそ、本に描かれた出来事を、実際の介護現場で起きていることとして読むことができました。
本人と家族の思いがすれ違うとき
介護に関わっていると、ご本人の思い、ご家族の思い、医療や介護の専門職の考えが、少しずつ異なることがあります。
例えば、ご本人は「もう治療はしたくない」と望んでいても、ご家族は「少しでも長く生きてほしい」と願うことがあります。どちらかが間違っているわけではなく、それぞれに大切にしたい思いがあるのだと思います。
医師には医師の立場があり、ケアマネジャーにはケアマネジャーの立場があります。この本は、家族の視点だけでなく、専門職がなぜその言葉を伝えるのか、その背景も考えられるように書かれているところが印象的でした。
不安をあおることなく、日々の出来事を淡々と描きながらも、ご本人を中心に支えるチームの姿や家族の葛藤、その中にある温かさが伝わってきます。
在宅介護や看取りを考えるきっかけに
自宅での介護や看取りに、誰にとっても納得できる正解があるとは限りません。だからこそ、ご本人がどう生きたいのか、ご家族は何を思っているのか、支える人たちに何ができるのか。それぞれの立場を知ることが大切なのだと感じます。
介護に関わる方はもちろん、今まさに家族の介護をしている方や、これからの暮らしについて考えたい方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
まとめ|介護や看取りは、誰にとっても身近なこと
『家で死ぬということ』は、在宅介護の現実と、本人・家族・専門職それぞれの思いを考えるきっかけになる本です。
私自身も、訪問介護の現場で感じてきたことを改めて振り返る機会になりました。
介護や看取りは、決して特別な誰かだけの話ではありません。ご自身や大切な人がこれからどのように暮らしていきたいか、考えるきっかけとして読んでみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した本
『家で死ぬということ ひとり暮らしの親を看取るまで』石川 結貴 (著)
在宅介護や自宅での看取りについて、家族の葛藤や医療・介護の現実を知ることができる一冊です。

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。









