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みなさま、こんにちは。

ソロをWELL(元気)にするパーソナルヘルパー「ソロウェる」です。

さて今回は、終活に役立つ本のご紹介です。

立派な老衰

「聞く力」で198万部のベストセラーを生み出した 作家の阿川佐和子さんの著書「強父論」。元海軍で文化勲章を受章した作家の父 阿川弘之氏のお話しで「亭主関白のお手本」というような厳しい方だったようですがそんな怖い父の最期について、娘目線でつづられていました。

「弱々しくなった老人というイメージは薄い」

父弘之氏が入院されてから、お母さまと一緒に週に一度はお見舞いに通った佐和子さん。弱々しくならないご本人さまもお強いですが、ご家族さまのお考えや接し方でも、その方の最期は変わるのではないかと感じるお話しでした。

介護状態になった方が旅立たれた後の体の状態を「介護の通信簿」と呼ぶことがあります。褥瘡があるかないかなどで、その方の介護状態を評価するということです。そうなると人生の最期の過ごし方は、その方の「人生の通信簿」なのかもしれません。

半身不随の体でゴキブ〇と一緒に在宅で暮らす方から、有料施設で毎日お見舞いに来られるご家族と過ごす方(コロナ前)など、いろいろな「人と家族」にお会いしてきました。「なんでこれほど人の最期が違うのだろう。なんて神は不平等なのだろう」と目に見えない何かのせいにしたい気持ちが沸き起こることがありましたが、今になってみれば、その環境はその方がつくられた人生であり、どんな人生も他人が評価することなど必要ないのですよね。

昔は、自宅で看取り、その後病院が当たり前になりました。施設での看取りがはじまり、そしてまた今では、自宅という選択肢が増えてきました。

2007年、わたしの父は67歳で旅立ったのですが、コロナもなくてキレイな病院でみんなに看取られながら穏やかに息を引き取りました。医者嫌いで延命治療を望んでいませんでしたので、ギリギリまで家で過ごして、入院してからは3カ月で旅立ちました。それこそ最期まで父らしくいたように思い出します。

終末期医療は、どうしたいか。
人生の最期、どこで旅立ちたいか。
その時横には誰がいるか、いてほしいか。

昔は「死」について話すのは縁起が悪いからとタブー視されていましたが、今は「話しておいてもらわないと困る」とポジティブに捉えられるようになりましたよね。

大切な方へ伝えておくこと、家族がそうなったときに自分がどうするかを決めておくことなど、元気なうちに考え直すきっかけになりました。

みなさまは「死」について、大切な方と話し合っていますか?

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